そこが知りたかった!
3、広がるミストサウナの利用範囲
 
 実際に使ってみて、ミストサウナは利用範囲が広いことがわかった。快適であるのはもちろん、それ以外に使い道が広いのだ。  
 まず、家人が車椅子生活になり、介護が必要になった家庭で有効ということ。実は、我が家もその一つなので、ありがたさがよく分かった。  
 在宅介護で一番の大仕事は入浴である。まず、通常の車椅子から入浴用の車椅子に移らせるーーそこまでは簡単なのだが、問題は湯船に入れること。力がいるし、介護者の体が濡れる。入浴用リフトというものもあるが、家庭に設置するには大げさすぎるし、値段も高い。簡単な装置はどれも使い勝手がわるい。結局、人力に頼らざるを得ないのだ。
 その点、ミストサウナがあると、湯船に入れる必要がなくなる。湯船につかったときと同様に体の汚れも浮かび上がるし、湯船に入るのと同様に満足できる。湯船につかるのと比べ、心臓への負担が少ないこともメリットもある。つまり、介護入浴が楽になるというわけだ。ミストサウナは高齢化社会にも即した設備ということになる。
 もう一つ、我が家のように古い浴室がミストサウナで魅力がアップするというメリット。これも大きい。
 マイホームのリフォームで活用したい設備となるし、賃貸住宅にも活用できるだろう。先日、東京ガス「暮らしのデザイン展」を見学したら、賃貸マンションのシャワールームにミストサウナを設置する工夫が提案されていた。今は、そのようなリフォームも可能なのだ。
 浴槽がなく、シャワーだけの狭いスペース。そこにミストサウナの装置を追加すると、浴槽がなくても魅力が上がる。浴槽がないという短所を補えるだけではない。「ミストサウナが付いた部屋」として差別化を図ることができる。賃貸住宅のオーナーにとっては、注目の設備となろう。
 浴槽があっても小さい場合、そして我が家のように古い場合でも、ミストサウナを設置することで浴室を生まれ変わらせることができる。ミストサウナには、そのような効用もあるのだ。
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