最新マンションでは、「最大100Mbpsの高速インターネット回線」を用意しているところが多い。これを見る限り、どこも変わりがないと思いがち。ところが、「最大100Mbps」でも、その内容はマンションによって変わる。そのことをまず知っておくべきだ。
1、2年前までマンションで「最大100Mbps」というと、シェアード型と呼ばれるものが主体だった。シェアードは「分かち合う」という意味。簡単に説明すると、戸建て用の高速インターネット回線を1本マンションに引き、全戸に分けて使うのがシェアード型だと思えばよい。
シェアード型の場合、同時に多くの居住者がインターネットを利用すると回線速度が遅くなる短所がある。極端な話、マンション内で1人だけがインターネットを利用していれば「最大100Mbps」の回線速度が実現する。しかし、同時に数十人がインターネットを利用したら、回線速度はどんどん落ち、1Mbpsも出ないということが起きてしまう。それがシェアード型の短所となる。
一方で、シェアード型には1戸あたりの料金が安上がりになる長所がある。1戸あたりの回線使用料が月額1000円台、2000円台で済むことが多く、家計にやさしい方式となっている。また、「多くの人が同時に使うと回線速度が落ちる」といってもメールをやりとりしたり、ホームページを閲覧する程度であれば遅さを感じることはない。
しかし、使い方によっては不満が出ることがある。不満を感じた人が他の高速回線に乗り換えた場合、「シェアード型の回線使用料が管理費に組み込まれているため、料金を徴収し続けられる」という問題も生じる。結果的に、シェアード型採用のマンションであるがために割高になってしまうわけだ。
このような不満、問題は今後増大してゆくものと考えられる。
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