ガス利用のマイホーム発電は、「エコウィル」(東京ガス)などの商品名で売られている。これを使えば、電気を引かず、ガスだけの暮らしができるのか?そんな疑問を持つ人もいるだろう。
しかし、「ガス利用のマイホーム発電」は“ガスだけの生活”を実現させるために生まれたのではない。あくまでも、ガスを有効活用するために開発されたシステムで、電気との併用が前提となっている。
そのため、電気代がゼロにはならないが、「我が家の発電所の電気生産が追いつかず、停電した」というようなことも起きない。補足すると、電気代がゼロになるわけではないが、低減はされる。従来と比較し、年間に購入する電気量を4割程度ダウンできるとされているほどである。
また、ポータブル発電機のような騒音は出さない。だから、安心して設置できる。さらに、特筆されるのは貯湯タンクの使い勝手がよいことだ。
お湯を貯める貯湯タンクを設置した場合、まれに「お湯切れ」という事態が起きる。例えば、子供の友達が大勢家に来て、シャワーを浴びたときなど。貯湯タンクのお湯を使い切り、再びお湯がたまるまで、お湯が使えない、ということになりがちなのである。
これに対し、ガスを使ったマイホーム発電の貯湯タンクは、タンクのお湯を使い切っても大丈夫。自動的にガス瞬間湯沸かし器に切り替わるので、何人でも続けてシャワーを浴びることができる。
ガス利用のマイホーム発電を導入したからといって、生活スタイルが変わるというようなことはない――それも、大きな長所になるだろう。  |