マンションのセキュリティを守る基礎となるのが、「無用の人がマンション内に立ち入らないようにガードする」こと。そのために採用されるのが、敷地をフェンスで囲い、出入り口にオートロックを備えることだ。
マンションによっては、部外者も自由に立ち入ることができるスペース――例えば、「公開空地」や「提供公園」を設けることがある。この場合、公開空地や提供公園とマンションの敷地間にしっかりとしたフェンスを設けたり、マンションの建物で区切りをつけることが必要になる。
その上で、2箇所、3箇所にオートロックを設置するのが最新の傾向。例えば、エントランスにオートロックを設置し、エレベーターホールに入る前にもう一度オートロックを設置。もしくは、玄関キーをかざさないとエレベーターが動かない、という方式のオートロックを採用する例もある。
オートロックを二重にし、玄関ドアに不正解錠されにくい錠システムを採用。あわせて「三重の防犯システム」にするのが、最新の傾向である。
次に、積極的な警備体制について。
警備体制では、いまや24時間管理が当たり前になっている。簡単にいえば、24時間監視の目を光らせている警備が行われるわけだ。
24時間管理のうち、警備員もしくは管理員が24時間常駐する方式を「24時間有人管理」という。これに対し、夜間など一部の時間帯はモニターカメラとセンサーによる遠隔監視を行うというのが「24時間管理」。24時間管理だと、いつも警備員や管理員がいるわけではないのだ。
24時間有人管理は警備会社や管理会社に払う費用が高くなるので、大規模マンションでないと実現しにくい。200戸未満のマンションの場合、警備員等が常駐しない24時間管理となるのが一般的である。
いずれも場合も、各住戸にセキュリティシステムが入る。住戸内に警備会社と直結する緊急ボタンがあり、玄関ドアや窓に防犯センサー(不正にあけると、警備会社に通報されるもの。窓に防犯センサーを付けるのは、1階住戸だけ、ということが多い)を付けるといったシステムである。 |