家族が多く、入浴時間の幅が広いときには、ガス利用のほうが有利。しかし、シニアの二人暮らしで、いつも二人一緒に行動し、夏の昼間もほとんど冷房を使わないというようなときは、オール電化で光熱費を節約することができる。
このような二人暮らしの場合、そのうちに家族が増える可能性がある。シニア夫婦のどちらかが介護を必要とするようになり、子供世帯との2世帯同居となる可能性があるからだ。
その場合、入浴時間がまちまちで、夏休みなど昼間に冷房を使用する時間が増えることが考えられる。その結果、オール電化より、電気とガスの併用が得となったときどうなるか。その場合、工事費用の問題が出ることを忘れてはならない。
オール電化で一戸建てを新築してしまったとき、後から都市ガスを引くと、思いのほか工事費用が高くなる。都市ガスの本管から家にガス管を引くだけでも最低20万円から30万円。家の外構をコンクリートで固めている場合、そのコンクリートを一度壊さなければならず、コンクリート工事を行う施工業者に入ってもらわなければならない。ガス管の工事だけでは済まないわけだ。
コンクリートの外構を壊して再度修復する範囲が広くなると、総工費も跳ね上がる……。 「必要だったら、後でガスを引けばいい」と安易に考えるのは危険だということを覚えておきたい。 |