そこが知りたかった!
第1回:ホントはどうなの?「光熱費」
 
素朴な疑問1床暖房の光熱費って高くないの?
イメージ 床暖房については、「光熱費は常識の範囲」とする“売る”側の説明と、「光熱費が驚くほど高い」という利用者からの声があり、どちらが正しいのか迷う。
床暖房を“売る”側は、「光熱費はたいしたことはないですよ」というのが、まあ当たり前。だから、利用者の声のほうが正しいと思いたくなってしまう。しかしながら、利用者の声をよくよく聞いてみると、必ずしもすべての人が「光熱費が高い」といっているわけではない。「(光熱費は)気にならない」という人もいるから、再び迷う。

 実は、私自身、03年から1年以上、迷った。
迷いがふっきれたのは05年の冬。ある建売住宅のモデルハウスで、真冬の1日を過ごしたときだ。
その建売住宅は、恐ろしく寒かった。寒い理由は「24時間換気システム(住宅設備のウソ・ホント・居室の項目参照)」を稼働させていたから。熱交換機能を備えない24時間換気システムは冷たい外気をそのまま取り入れてしまうので、まるですきま風が入ってくるよう。リビングの床暖房を「強」にしても寒い。「強」の上の「パワフル」を選択して、ようやく震えがとまった。で、ハタと気がついた。こういう家だと、光熱費が驚くほど高くなってしまうのも無理はない

――つまり、家の状況によって光熱費が変わるのだ。

 外気をそのまま取り入れる24時間換気システムのある家は、床暖房で光熱費が驚くほど高くなってしまう。これに対し、24時間換気システムを熱交換式にして、外気をそのまま取り入れない家で、床暖房の運転時間を1日8時間程度にすれば、「光熱費は常識の範囲」となるわけだ。その他にも、床下の断熱は十分か、壁や窓は高断熱仕様になっているかなどが光熱費を抑えるためのチェックポイントである。要するに、床暖房=光熱費が高いのではなく、住宅の断熱性がよければ暖房に関する光熱費は安く、断熱が悪ければ床暖房であろうが他の暖房であろうが、光熱費が高い、寒いといった問題が発生するのである。


● 参考までに、光熱費の目安
 8畳の部屋で1日8時間程度、床暖房を運転させた場合、30日間の光熱費は3000円強から6000円弱といったところ。方式の違いにより光熱費にも幅がある。電気式の場合、基本契約を60A以上に設定しなければならず、60Aでの基本料を床暖房不使用時期も払わなければならない。このことや、ガスには床暖房用プランが設定されていることなどを考え合わせれば、ガス温水式でエコジョーズを使用したものが光熱費の面で分がありそうだ。
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