櫻井幸雄のモデルルーム見学術
モデルルーム見学術
見るべきポイント

ハイサッシを採用しているか
 ハイサッシというのは、背の高い掃き出し窓のこと。掃き出し窓というのは、床面から大人の頭上までの高さがある窓で、従来は高さ180センチ程度のものが多かった。これに対し、高さが2メートル以上になっている掃き出し窓をハイサッシという。
 ハイサッシを採用すると、取り入れる外光量が増えるので明るい印象になる。加えて、窓部分がお洒落な印象になるというメリットも大きい。そのため、リビングに高さ2メートル以上のハイサッシが採用されていればポイントが高い。
 なお、高さが180センチ程度でも横幅が広ければ明るくなるし、お洒落でもある。その場合は評価が高くなることも覚えておきたい。

断熱性や遮音性は高いか
 最近の窓は機能性を高めている。その代表が複層ガラス(ペアガラス)を採用して、断熱性を高めた窓。これは、結露防止の効果が大きい。このほか、太陽光の熱を遮るエコガラス(low-Eガラス)を採用するケースもあるし、エコガラスにポリカーボネイト系フィルムを加えた防犯エコガラスというものもある。
 窓に、こういった多機能ガラスを採用していれば評価が高くなる。複層ガラスよりもエコガラスはさらに高評価だ。
 交通量の多い道路に近いマンションでは、窓の遮音性を高める必要があり、枠の気密性を高めたセミ・エアタイトサッシやエアタイトサッシ、さらには二重窓が採用される。このうち最も遮音性が高いのは二重窓だ。二重窓は窓を2列設置するもので、2枚のガラスで構成される複層ガラスとは別のものである。
 これら、遮音性の高い窓は、「騒音の懸念があるから採用される」もの。二重窓があるから高評価になるわけではない。騒音があるため、マンションの評価はマイナス。しかし、二重窓が設置されていれば、マンションの評価に補正される――そのための設備と考えられる。
 なお、二重窓のなかには、内窓の枠を樹脂製にして鍵もなくし、ムードを和らげるものがある。この窓は二重窓のなかでは高評価となる。

防犯性は高いか
 窓枠に防犯センサーが付き、不正な方法で開くと警備会社に知らされる仕組みであれば高評価。さらに、窓のガラスに振動が加わると反応するセンサーを備えていれば、二重丸……だが、そこまでの防犯システムを備えたマンションはまだ少ない。
 ちなみに、窓に防犯センサーを設置するのは1階住戸だけというマンションが多いのだが、都心部では全戸の窓に防犯センサーを付ける例も増えている。全戸の窓に防犯センサーが付いているのは高評価だ。

楽に開閉できるか
 大型でガラスも複雑化することで、最新の窓は重量も増えている。重くなった結果、開閉に力がいるケースが多い。そこで、少しでも開閉を楽にする装置が付けられていればポイントが高い。
 例えば、閉まっている窓を開けるとき、レバーを倒せばテコの原理で少しだけ開く。後は楽に開閉できる、というようなシステムを採用していればポイントが上がるわけである。
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